子どものカウンセリング

概 要

子どもは生き生きと日々成長しています。一方で、さまざまなサインを出して心の危機を教えてくれています。 当オフィスでは、プレイセラピーによる精神発達のアセスメント・子どもの精神分析的心理療法の他、親ガイダンスを行っています。


カウンセリング・プレイセラピー

子どもは様々な経験を通じて、考え、感じ、柔軟にこころを発達させていきます。しかし、そのプロセスでは、大人と同じように悩み、苦しむことがあります。時にそれは、子どもの可能性を阻害し、生活に支障をきたすこともあります。
子どものこころの危機は、例えば、体の苦痛やチック症状などの身体面、学校へ行きたがらない・集団生活になじめないなどの行動面、かんしゃくや反抗が強い・元気がないなどの情緒面にあらわれます。
こうした子どもたちに対し、私たちはカウンセリングを通して、気持ちの表現を促し、自分について知っていく機会を提供します。子どもは、命令や評価のない安全で受容的な関係において、空想していることや感じていること、自分の欲求などを熱心に表現していくでしょう。そして、自分にとって重要な人々との関係を探求し、自分自身を安定させ、充実させていくことができるようになっていきます。
カウンセリングの一つに、プレイセラピーがあります。大人にとって言葉がコミュニケーションの手段であるように、子どもは遊びを通して自分の気持ちを表現します。私たちは、遊びが子どもの言語であると考え、プレイセラピーを中心に行っています。



心理アセスメント

お子様に、教室で落ち着きがなく授業に集中できない、という問題があるとしましょう。この子どもの行動は、ADHD(注意欠陥多動性障害)の特徴と一致しており、神経的な発達特徴をもっている子どもかもしれません。あるいは、子どもの所属するクラスが荒れていて、先生の目が届かない状態なのかもしれません。また、授業に集中できないほどの深い心配事を抱えていて、そのため落ち着きをなくしている可能性も考えられます。
このように、心理アセスメントでは、子どもの症状や行動の特徴がどのようなできごとと関係しているのか、理解していくお手伝いをいたします。
具体的には、お子様と数回お会いし、お子様本人の考え方や感じ方を教えていただきます。また、ご家族からは、お子様がどのように成長されてこられたかのお話を伺います。必要な場合は心理テストを行い、得られた情報をまとめ、お子様のこころや行動の特徴を把握し、その理解に基づき、適切な援助方法(カウンセリング、その他)を提案いたします。



心理テスト

知能・発達検査、性格検査などの心理テスト各種行っております。
心理テストを通し、子どもの性格傾向や、行動の特徴を知ることができます。



親ガイダンス

子どもは、環境からの影響を受けて成長しています。 子どもの健康的な精神発達を促すため、保護者の方々に適切なアドバイス・ガイダンスを提供します。